気がつけば3冊目が発売されていました。1冊目を手に取ったときはパラパラと書店でながめただけだったのですが、どうにもこのタイトルが気になっていて。。。2冊目が発売されて、その中に伊藤まさこさんも載っていたので読んでみようと思って購入したのですが、それがとても興味深い内容だったのでした。その人だけがもつ習慣、その人の根っこをつくるもの・・・をこの本では「暮らしのおへそ」と呼んでいるそう。いろいろな方の「おへそ」を読めば読むほど、自分の「おへそ」の存在を考えるようになりました。でもまだ自分の中で明確なものはないような。。。3冊目に「できないことは潔く手放し、できることを確かに自分のものとする」という文があったのですが、自分自身を振り返るとできないことにもがいていることばかりのような・・・(汗)「無意識に続けていた日々の習慣をひとつずつ意識のレベルに引き上げること」とも書いてありましたが、それって簡単そうでとても難しい!でも確かに、何かを形にして自分を表現している人はしっかり自分の土台を持っている人ばかり。私はまだまだ自分の「おへそ」育ちそうにないな・・・(苦笑)
そしてこちらも素敵な「おへそ」の持ち主・・・
昨年発売されいた赤木智子さん(1冊目にご夫婦で登場されてました)の「ぬりものとゴハン」を最近読みました。塗師・赤木明登さんの奥様。赤木さんが仕事を辞めて職人になる宣言をしてから東京を離れ、能登に移り住んだ家族での生活ぶりが楽しく美味しく(?)書かれたエッセイ。素敵な器や美味しそうなお料理などの写真も挟みつつ、能登の自然を満喫する生活を心から楽しんでおられる様子が伺える内容で、とても温かい気持ちになりました。今の自分の生活ではまずありえないことが盛りだくさんで、だからこそ羨ましくもあり・・・。苦労すら楽しんでおられる赤木さんご夫婦の器の大きさがしみじみ感じられる本でした。結婚するまでゴハンの炊き方も知らなかったとは思えないくらいの美味しそうなゴハン風景もまた魅力的なのでした。